生きていても死んでいても、同じようなものだと思った。
体がズシンと重い。重力に正直なだけじゃない。でも、でもお願いだから動いてくれないだろうかと、懇願してしまう自分に涙が…出ない。
息も出来ないような錯覚に陥る。私、壊れたのかな。そう思うと心臓が2倍にも3倍にもなったような気分になって、吐きそうにすらなって…吐けないで、涙の一粒も零れない。ただ苦しい、生き地獄。
ちがうよ、と自分がどこかで言う。何がちがうんだろう。
どこにも、どこにも他に苦しい理由は他に無い私が一番大事なのは私だもん。それでも私は傲慢なこの運命を生きて行く。
かなしい、誰か助けて、誰かここから出して。
知ってるよ、これはただの悪夢で何処かには、みんなでいたところに私がふざけながら笑い方を教えてくれた野原へのドアがあるんでしょう?それでも、ドアを見つけた所で、きっとこんどは鍵がみつからない。
人生というのはそうしたものだ。どこにもひとつの救いも無い、と心のどこかで思いたい。
だって、希望があるなんて思ってしまったら、絶望の何倍だって手に入らない事が苦しいでしょう?